Q 会社内で上司と二人で残業するたびに,その上司が私の腰や胸に触ってきます。本人に抗議してもやめてくれず,会社の行くのが苦痛で仕方ありません。やめさせるにはどうすればいいでしょうか。

このケースは,性的な発言や行動が行われることで職場の環境が不快なものになり,働く上で重大な影響が生じていることになるため、環境型セクハラにあたります。

セクハラについて,事業主は被害を受けた労働者からの相談に応じ,適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならないとされています(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律11条)。
具体的には,(1) 事業主の方針の明確化及びその周知・啓発,(2) 相談(苦情を含む)に応じ,適切に対応するために必要な体制の整備,(3) 職場におけるセクシュアルハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応をとることが要求されています。これらの措置は事業所の規模にかかわらず要求されます。

まずは会社のセクハラ相談窓口に相談をして,加害者である上司について対応を求めるとよいと思います。その他,各都道府県の総合労働相談コーナーや弁護士等の専門家に相談する方法も考えられます。

まずは弁護士事務所へお気軽にご相談ください!

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