自転車と子供のヘルメット
2017年12月10日
阿部・楢原法律事務所、弁護士の楢原です。
私は毎日、電動自転車を使っていて、2人の子供を前後に乗せています。いつも気になるのが、自転車で子供にかぶせるヘルメットについてです。
幼稚園のお友達でも、子供にヘルメットをかぶせている人と、かぶせていない人の割合は、半々くらいです。幼稚園は家から近いから余計多いのかとは思いますが、ヘルメットを付けていない子供が意外と多いことに驚きます。
この「子供のヘルメット装着」について、”義務化”されていないのかが気になって調べたところ、”努力義務”だけだそうです。
平成20年6月にこの”努力義務”が定められたようで、13歳未満は親との2人(3人)乗りの場合に限らず、小学生などが1人で乗る場合にも、基本的にはヘルメットを付けなければいけないみたいです。子供がヘルメットをかぶっていないと、自転車を止めて注意してくれるお巡りさんも、時々いるらしいのですが、努力義務なので厳しくないのが現状のようです。
しかし、自転車で転倒したり車にぶつかったりなど、”自転車に乗っている時に起きる事故”の6割が「頭へのダメージ」なんだそうです。帽子やヘルメットを嫌がる子供も多いので、めんどくさくて付けない親も多いと思うのですが、頭へのダメージだと、ケガが凄く重くなることが多いです。
又、見ていて気になるのは、エルゴの抱っこ紐で小さな子供を抱いたりおぶりながら、自転車を運転している人です。過去に一度、死亡事故も起きていますよね。子供が寝ていたりすると、そのままエルゴで自転車に乗ってしまいたい気持ちは分かりますが、危険なのでやめた方が良いですね。
トーマスなどのキャラクターものだとか、今はヘルメットの種類が沢山売られているので、なるべく子供が気に入るヘルメットを選んであげて、できるだけヘルメットを付けてあげたいものです。
うちの場合は、気に入るように子供たちに自分のヘルメットを選ばせています。落としたりするとヒビが入ったり割れたりするので、子供の成長に合わせて買い替えると言うよりは、だいたい1年持つか持たないかで新しいものにしています。ヒビが入るとやはり安全性が低下してしまうので、結構こまめに買い替えている感じです。それもあって飽きないのか、子供たちはいつも嫌がらずにヘルメットをかぶってくれています。
いずれにしても、自転車に子供を乗せるときには、子供の安全の為にヘルメットをかぶせてあげて欲しいと思います。
見たことはないのですが、エアバッグが付いているヘルメットもあるらしいので、凄く心配な人は、そういうのを買っても良いかもしれませんね(笑)