高齢者の自動車免許更新における講習
2018年07月13日
永田です。
高齢者の方が自動車を運転して、高速道路を逆走した、交通事故を起こした、といったニュースを結構耳にします。
私の父も70歳になるのですが、昔から自動車を運転する機会が多く、今も片道十数時間かかるような場所に行くこともあり(勿論、途中で十分休憩はしていますが。)、まだまだ元気ではありますが、そろそろなぁと思うこの頃です。
去年(2017年)の3月には、高齢者の方の交通事故が多いこともあり、道路交通法が改正されました。70歳以上になると、免許更新の講習とは別に(その前に)、高齢者講習というものを受けないといけなくなりました。講習内容として、教習所内のコースを運転することも入っています。
また、75歳以上の方は、認知機能検査を受ける必要もあります。
具体的にどういったことをするかというと、例えば「今年は何年ですか」や「今は何時ですか」といった見当識の検査であったり、イラストを見せられてその後に「どういうイラストでしたか」といった物忘れについての検査です。
それら検査の点数によってその後に受ける高齢者講習の内容が変わってくるという形式になります。
こういった改正により、今後事故が減っていけばよいなと思います。
ただ、更新の期間には変更がなく(3年間)、そういったところも見直した方がよいのかもしれないなと思ったりもします。
実際に自分がその立場であれば、更新期間が短縮されて、検査などを毎回とかになると非常に面倒に感じるとは思います。ただ、今後も事故が多いという状況が続くようであれば、そういったこともやむを得ないのかもしれないなと思います。
(自動ブレーキ性能を備えていても、国交省の集計では2017年の事故は72件ということで、技術の更なる向上も期待したいです)。